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Channel: スポーツナビ+ タグ:村中恭兵
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先発ピッチャー増渕に期待して

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明日から秋田でのタイガース2連戦。スワローズの先発は山本斉、増渕の二人が予想されます。チームはいい流れで来ており、最近調子上向きのタイガースを叩いておきたいところ。相手先発のメッセンジャー、能見を考えると、1勝1敗でOKとされるのでしょうか。ただ、チームはそうでも、山本、増渕にとっては正念場となりそうです。彼らは初登板以降なかなか結果が出ておらず、山本はLOB%78.6%とランナーを出しながらなんとか抑えてはいますが、 BB/9が4.99とフォアボールが多く、結果QSも8先発中2回。このあたりが援護率1.84の要因と言えそうです。*LOB%:走者を出してしまったが、得点を許さなかった確率を示す数値 BB/9: 1試合あたりの与四球数援護率: 先発登板時、降板するまでに、1登板平均何点の援護があるか増渕は昨年60.1回、今年60回とほぼ同じイニングなので比較してみると、 BB/9が5.37→3.00とフォアボールは減少、代わりに被打率.213→.294被出塁率.328→.353被長打率.310→.404と軒並み数字が悪化しています。特に対左被打率が116打席96打数.188→133打席123打数.358と実に.170もの差。 1年目は60打席55打数と約半分とはいえ.164。先発再転向に向けて3つ球種を増やしたことが裏目に出ているように感じます。最大の武器であるストレートを中心に少々甘いコースに行っても力で抑えられていたのに、変化球を使ってかわすピッチングになり、ストレートもほとんど140台前半止まり。ダルビッシュのように全球種を勝負球に出来るほど球威やキレも無く、館山のように多彩な球種を自在に操れることもない。今の投球スタイルではコースぎりぎりに行くか、打ち損じくらいでしか抑えられない。昨年はリリーフだから全力投球できて、力のあるストレートを投げられた。今年は先発である程度イニングを投げなきゃいけないから、球種を増やして的を絞らせないピッチング。ではなくて、昨年リリーフとはいえストレート中心であれだけやれた、今年のボールは芯で捕らえられなければホームランはない。それなら、あのストレートを投げられれば抑えられる、それどころか1年間ローテで回って10勝も狙える。くらいの考えで調整して欲しかったです。増渕に期待するようなピッチングを交流戦明けに対戦したベイスターズの須田にやられました。キャッチャーは真ん中に構え、どんどんストレートを投げ込む。須田ができるなら、彼より威力のあるストレートを持つ増渕ができないわけがないと思います。それと、荒木コーチにも疑問が残ります。リリーフで結果を残してからの先発再転向ということは、この先何年もローテーションピッチャーとして活躍できるように大きく育てていく方針だと思っていたのですが、実際は変化球でかわして5、6回を投げれば御の字というような小さくまとめようとするピッチング。由規はストレートとスライダー、村中はストレートとフォークで先発4本柱と言われるまでに成長した。それなのになぜ、増渕もストレートの威力を活かすように指導しなかったのか。球種を増やしても最大の武器を無くしてしまえば飛躍は期待できないでしょう。今日はファームで由規が登板、村中、さらには川島亮に続く復帰登板を果たしました。とはいえ、来週からは9連戦があり、オールスター以降は6連戦が続き、間に9連戦が1度、最後には10連戦と後半戦は先発の量、質ともに必要になります。彼らが順調に復帰すれば、増渕は残り2つの枠(七條の内容を考えると1つと谷間か)を七條、山本、川島亮、加藤、フェルナンデスあたりと争うことになりそうです。しかし、今のままでは今年後半だけでなく来年以降の先発チャンスも無くなりそうなので、できることなら自分の武器は何なのか、それを活かすピッチングを考えて、後半戦にそれを見せてもらいたいです。試合も無いのに長文になってしまいました。これは期待しているからこそということで^^;がんばれ、斉!がんばれ、ブッチー!がんばれ、スワローズ!!

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